求職者支援制度とは?雇用保険を受給できない方を支援

求職者支援制度

正社員であれば、「雇用保険」に加入しているので退職したら「基本手当(失業手当)」を受給することができます。しかし、雇用保険に加入していないアルバイトやパートの人は、当然、退職しても「基本手当」はもらえません。
※週20時間以上労働していれば、雇用保険に加入できます。

そんな求職中の方を支援する制度があるんです!
今回は、その「求職者支援制度」についてお話していきます。

求職者支援制度とは?

求職者支援制度とは、雇用保険を受給できない求職者の方が職業訓練によるスキルアップを通じて、早期の就職を目指すための制度であり、3~6ヶ月の「求職者支援訓練」を原則無料で受講することができます。しかし、教科書代は負担しなければなりません。

誰でも受けれるの?

雇用保険を受給できない人が、就職を希望し支援を受けようとする人が対象になります。
つまり、パートやアルバイトしていたけど、雇用保険に加入していなかった人、自営業をしていたけど、廃業した人、就職先が見つからずに学校を卒業した人など、幅広くこの制度を利用できることになります。

利用希望の方は、住所地を管轄しているハローワークへ求職の登録を行いましょう。

どんな訓練があるの?

訓練の種類は2つあります。
基礎コース(2~4ヶ月)・・・社会人としての基礎的能力及び短時間で習得できる技能等を付与する訓練
実践コース(3~6ヶ月)・・・就職希望職種における職務遂行のための実践的な技能等を付与する訓練

訓練検索ができますので、興味のある内容を探してみてはいかがでしょうか。
→行政独立法人「高齢・障害・求職者雇用支援機構」

私も気になり、検索してみたのですが多いのは「パソコンスキル」「介護スキル」「事務スキル」関係がどの地域でも多く実施されているようです。他にも地域によって様々な訓練が実施されていますよ。
どれも、求職するにあたりプラスのスキルばかりです!

例えば、介護の仕事についたとしても、記録などはパソコンやタブレットになっている事業所も多いので、「パソコンスキルがある!」となれば大事なプラス面になります。

「職業訓練受講給付金」条件満たせば月額10万円

下記の条件を満たしている人には、「職業訓練受講給付金」として月額10万円が支給されます!
ただし、日数が28日未満の給付金支給単位期間については、3,580円×日数となります。

☑収入(本人)が月額8万円以下
☑世帯全体の収入が月額25万円以下
☑世帯全体の金融資金が300万円以下
☑現在居住しているところ以外に、土地や建物を所有していない
☑すべての訓練に参加できる
☑同世帯の中に、同時に給付金を受給して訓練を受けている人がいない
☑過去3年以内に、偽りその他不正行為により、特定の給付支給を受けたことがない

さらに!!!
交通費及び寄宿する際の費用(ともに所定の額)も支給されます。
しかし、やむを得ない理由以外で欠席をすれば、受給できなくなりますので注意が必要です。

どんな手順で進めればいいの?

①ますは、住所地を管轄しているハローワークへ行き相談をしましょう。
相談の際、「求職していること」「就職する意思があること」「そのために、スキルアップしたいということ」をしっかり伝えましょう。

この時点で、「再就職のために訓練の必要性がない」と判断されてしまう可能性もありますので、しっかりとした意思を持って相談しましょう。

※事前にハローワークへ「必要な書類」「持ち物」など確認しておくといいかと思います。

②訓練校の説明会・見学会に参加してみましょう
具体的なカリキュラムや教室の雰囲気などを確認するとともに、熱意をアピールできる場でもあります。

③適切な訓練コースを選び、申し込みを行いましょう
申込は全てハローワークで行いますので、必要書類を揃え、受講申込の手続きを行い受講申込書(ハローワーク印を押してもらう)を実施機関に提出(持参or郵送)します。

④電話にて面接日の調整を行いましょう。
申し込んだ人全員が受講できるわけではありません。選考がありますので、しっかりとした意思を持って熱意を伝えることが大事です。一番見られるポイントは就職する気があるかどうかということです。コースによって、筆記試験がある場合もありますので、コース選択の際、選考内容についても確認しておきましょう。

⑤合否の結果通知を待ちましょう→結果をハローワークへ伝える

⑥受講開始
訓練期間中は、原則月に一回、ハローワークに来所し職業相談を受ける必要があります。

以上が一連の大まかな流れです。

面接もあり緊張して腰が重いかもしれませんが、一度得たスキルは一生ものです。
ピンチはチャンスですので頑張りましょう。

まとめ

無料または給付金をもらって訓練を受けるのですから、しっかりとした意思がなければなりません。
「ただ暇だし資格とっておこうかな」くらいの気持ちでは、勉強にもついていけなくなり後々苦労しますので、具体的な就業計画を考えておきましょう。

スキルアップは、自分自身の能力をもっともっと高めることができます。
「こんなことが自分にもできるんだ」という新たな発見と出会えますように。